カメラに関するアップもいろいろしたいところですが、たまにはちょっとゲスなお話しでも...
俳優の高畑裕太が映画撮影中に宿泊先のホテルで、従業員女性を部屋に呼びつけ、卑劣極まりない犯罪を犯した。しかも犯行後には酔ったまま熟睡していたという。
数日後に母の高畑敦子が記者会見を開き、涙ながらに謝罪をした...誰に？？
ベッキーの会見でもそうだったが、謝るべき相手を間違えてやしませんか？
まずは一も二もなく被害者でしょう。
今回は、バカ息子にレイプされた女性。ベッキーは川谷何某の元奥さん。
それなのに、二人とも「世間様」「スポンサー様」「仕事関係者各位」。
そして最後の最後に被害者。
実際はそんなつもりじゃないのかもしれないけれど、テレビに映っている印象は確実にそうとしか見えません。
高畑親子について、これまで興味があったわけじゃないけれど、たまたまテレビで見かけた時の印象は「甘い親子だな」「息子は頭弱そうだな」という感じでした。
高畑敦子の涙の会見に、賛同、共鳴、同情している人も少なからずいるようだけど、私は全く同意できません。共感も理解もできません。
「言ってはいけないことだとわかっていますが、お母さんは何があっても裕太のお母さん、お姉ちゃんは何があっても裕太のお姉ちゃんだから...こんなこと言ってすみません」
一見、常識的な範囲で踏みとどまったように聞こえるセリフですが、それを言う前に、息子を怒った様子が何もないのが、完全にアウトだと感じました。
「このバカ！ あんたは人様になんて酷いことをしたんだ！」「お前のやった事がどれだけ卑劣で汚い事か分かってるのか？」くらいの事は言うべきでしょう。常識のある親ならば。
そんなセリフを会見の場で再現するかどうかは別としても、「どんな言葉をかけたのか？」という質問に対して、怒った、叱ったという類の返答はありませんでした。
ワードショーなどでも、複数の著名人が「甘やかしている」という趣旨のコメントを発していましたが、結果論として言ってるとしても、あながち間違いではないと思いますし、犯罪の種類、そしてその後の対応を見た上で「甘い」と感じるのは、一般人の私からしても至極まっとうな感覚だと思います。
責められるべきは裕太容疑者であることは百も承知ですが、母の会見を見た後では、彼はこの事件の重大さ、身勝手で短絡的、卑怯かつ卑劣な行為が、被害者の人権を奪い、どれほどの苦痛と辱めを与えたか、という事をこの期に及んでも自覚できていない、とさえ思えてきます。
この親にしてこの子あり...
裕太容疑者はテレビやツイッターなどでも、女性、性への異常な執着心を恥ずかしげもなく晒していたようですが、逮捕後の取り調べ発言でも耳を疑うようなことを言っていました。
「〜前略〜 襲うということの欲求は襲うことでしか満たせないと思い、このような事態になってしまいました」
理性のかけらもない鬼畜の発言です。
撮影中だったという映画もお蔵入り、または撮り直しになるでしょう。直前に迫っていた24時間テレビについても、少しも脳裏をかすめなかったのでしょうか。大河ドラマでは母との共演も決まっていたと聞きます。
責任感あるプロであれば、分別のつく大人であれば、あのタイミングであれほど酷い事件を起こす筈もありません。
成人していても責任感のない、甘やかされたクソガキだったのです。
甘やかしたのは他ならぬ高畑敦子。
罪を犯した人間と、その家族を同列に語るべきではないのかもしれません。
しかし顔を売っている商売の家族は、公の場での謝罪を余儀なくされます。
そうした時に、間接的だとしても、原因の発端が見え隠れしてしまうものだと、この事件は教えてくれたように思います。
メディア側への苦言としては、被害女性の年齢を執拗に露出することは無意味です。
そのせいで、ネット上では年齢をネタにして嘲るバカが相当数、湧いてしまいました。
そのことが被害女性をさらに傷付けると、気づいているはずなのにあれは酷すぎる。
有名人に襲われたせいで広く報道されてしまった、年齢を公表された、就業先のホテルをボカし入れとはいえ晒された。
このセカンドレイプの酷さに、被害者は耐えられるのでしょうか？
高畑親子、マスコミ共に、大いに反省すべきだし、被害者には誠心誠意謝罪し、彼女の人生を立て直すための償いをすべきです。
高畑敦子も裕太容疑者も、母の財力で刑を軽くしようなどという姑息な計略はしないで欲しい。金を積んで不起訴示談に持って行こうとか、敏腕弁護士を立てて量刑を軽くしようとか、それこそ無自覚の、何度目かのレイプになってしまう。
裕太は、しっかり実刑くらって、欲求のはけ口のない場所で猛省しなければいけない。
そして、性欲が異常なのであれば、その治療もしなければいけない。
性犯罪者は再犯率が高いから、今まで通り甘やかしてたら、またすぐやらかすよ。
